art: 2004年9月アーカイブ

20分程の船旅を終え、直島の宮ノ浦港に着くと、すでに地中美術館行きのバスが待っていた。
マイクロバスと大型バス。 前にいたマイクロバスに乗り込む。
あとから気付いたが、これは休日のための臨時増発便だったようだ。
運転手さん、途中の停留所で待っている人に「どっち行くん? 美術館やったらこっち乗って」と声を掛けたり、すれ違いざまの顔見知りのトラック運転手に声を掛けたり、のんびりしたものである。

島の反対側の本村港を過ぎ、いよいよベネッセが運営している「ベネッセアートサイト直島」に入っていく。
キャンプ場の前の海岸には草間彌生のカボチャの作品があるが、案の定、登って写真を撮っている人がいる(笑)
坂道を上り、今回時間の都合で行けなかったベネッセハウスを通り過ぎ、20分程で最初の目的地である「地中美術館」の駐車場に到着した。

ここにはチケットセンターなるものがあるだけである。
一人2000円のチケットを買うだけでかなり時間をとられた。
入場チェックが厳しいのである。
おまけに、チケットが同意書になっているのだ。
 1.作品には触れません。
 2.敷地内で写真やビデオは撮りません。
 3.その他、係員の指示に従います。
ということで、当然、カメラ、携帯電話はロッカー行きとなる。 女性達にはかなり不評だった(笑)

ここには美術館への入口はない。
ここからさらに坂道を上っていってやっと入れることになる。
あとから気付いたのだが、この坂道はすでにモネ作品への導入部になっていたようだ。
坂道の横を流れる水路は、ところどころ池になっていて、そこには睡蓮が咲いていた。

入口・・・秘密トンネルを思わせるようなドアがあるだけだ。
建物の外観などというものは全くない。
この安藤忠雄設計の美術館は、すべてが山を削った地下にあるのだ。

中に入り、ゆるやかな回廊と階段を下り、地下3階まで下りる。
しかし、自然光を取り入れているため、まったく地下3階という気はしない。
まず最初に、ウォルター・デ・マリア室に入る。

「タイム/タイムレス/ノー・タイム」 ウォルター・デ・マリア
長方形の階段状の部屋のまん中に花崗岩で作った直径2メートル程の球体。
それを取り囲む金箔を張られた木製の立体がたくさん。 そして上からは自然光。
時間帯によってはかなり荘厳な印象を受ける部屋だろうと思う。

今度は階段を上がり、地下2階のジェームス・タレル室へ。
ここでは光の魔術師と呼ばれるジェームス・タレルの3つの部屋が楽しめた。

列車と行っても、2両編成の電車、しかもワンマンカーだ。
前の車輌から乗り込み、後ろの車輌に移ると、みらいさん発見。
その隣にいるのはヅさんか? 二人とも小さい(笑)
向かい側のシートには、みらいさんに似た女性、KAI君、後ろで髪を束ねた長髪の男性(スさん)。

baggi.jpg一通りの挨拶を済ませると、KAI君がなにやら差し出す。
おお! これはKAI君特製のアントニオ写楽と遠山の金さんピンバッジ。
今回のツアーメンバーの印として、遠山の金さんの方をさっそく胸に付けた(笑)


宇野駅から直島行きのフェリー乗り場までは徒歩で約5分。
出港までは13分しかない。 チケットを買う時間を考えればやっと間に合うくらいか。
「急げー!」と一応声を掛けて、歩いていく(笑)

四国汽船(直島行きのフェリー)の窓口で、それぞれ往復切符(540円)と「家プロジェクト」のチケット(500円)を買い、フェリーに乗り込む。
しばらくはみんなで席に座り、話していたのだが、ヅさん、おもむろにビデオカメラを取り出し、みんなを撮り始めた。
そして、みなさん共々デッキへ。
ヅさんは船に乗れることで既にうれしがっていたのだが、僕には見慣れた瀬戸内の風景がかなり珍しいらしい。一生懸命ビデオに収めている。
「どーして、山肌の色がオレンジなの?」思いも寄らない質問が飛んでくる。
「関東の黒い土と違って、この辺りの土は、花崗岩から出来ているんですよ」と答えたが納得してくれたかな(笑)

9月23日(秋分の日)、オトナの遠足と称して直島へアート見学に行って来た。

そもそもこの企画、コピーライターであり、地元では名の通った小学四年生のアーティスト、KAI君の母であるみらいさんの元へ、横浜のART LAB OVA、さんから、「鳥取へ行くことになりそう、岡山で途中下車して遊べないかな?」という連絡があったことが発端であった。
そして、みらいさんから相談を受けた僕は「じゃ、直島へ行きましょう」と提案。
ヅさんが直島に興味を持っていることと、僕が直島に行き慣れていることもあって、決定したのだ。

---ヅさんは何で鳥取に行くんだっけ? そうそう、確かスタッフのスさんが音楽提供している劇団が鳥取で公演をするというので、招待されたって言ってたっけ?---

という、本来の目的もあやふやな僕の企画に集まったメンバーは、ヅさん、スさん、みらいさん、みらいさんの息子のKAI画伯、みらいさんの妹さん、そして僕の計6人。

ヅさんとみらいさんはネット上では交流があったものの、実際に会うのはこれが初めてで、みらいさんは前の晩、あまりに興奮しすぎて眠れず、缶ビール2本をひっかけてやっと眠りにつけたらしい(笑)
もちろん僕もヅさんと会うのは、今回が初めてだった。

ヅさん達とみらいさん達は、岡山駅で待ち合わせ、JR瀬戸大橋線、途中の茶屋町駅で宇野線へと乗り継いで宇野駅へ。

僕は宇野線の途中の駅で合流した。

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